2014年4月7日月曜日

:「明日からの臨床に生かせる徒手療法」のコース概要について

講師を務めていただく齋藤先生よりコースの概要についてご連絡いただいております。
下記内容をご覧いただき、
ご検討頂きますよう お願いいたします。
 
明日からの臨床に生かせる徒手療法

~メイトランドコンセプトに基づくマニュアルセラピー~

 

概 要:

クライアントが抱える問題を解決するためには,クリニカルリーズニング(臨床推論)がベースになければなりません.それは初めて会ったクライアントの問題を解決するための”best choice”が誰にもわからないからです.クライアントを一目見ただけで,あるいは見なくても”best choice”がわかるという人は信用できません.臨床とはそういう性質のものです.ただ,そのとき,その状況下での”best choice”を考えることができます.より良い方法を探究する”better choice”を積み重ねることにより結果的に”best choice”に近づけることができます.このようなプロセスがクリニカルリーズニングです.

世界的には様々な徒手療法(マニュアルセラピー)がありますが,クリニカルリーズニングを最も早期から意識し,実践してきたのはメイトランドコンセプトです.メイトランド法ではなく,メイトランドコンセプトであることが重要です.最終的には自らの臨床スタイルに組み込んで,発展させていく必要があるからです.

セラピストごとに問題点の導き方,選択する手技,アプローチの方法は異なっていても良いのです.目的が一緒でもアプローチの方法は一つではありません.一つの方法に決めつけてしまう方が不自然です.クライアントに既製服を着せるのではなく,テーラーメードアプローチ(個々のクライアントさんにあったアプローチ)を創造しなければなりません.

本講習会では,クリニカルリーズニングをベースにしたテーラーメードアプローチを実践するための講義・実技を行います.便宜的に,以下の3セッションに分けます.それぞれのセッションは独立していますが,すべてのセッションを受講することにより総合的なスキルが身につきます.明日からの臨床に生かせ,変化をもたらす実践的な講習会を目指します.
      第1セッション:腰椎(下肢関節との鑑別を含む)
   第2セッション:頸椎(上肢関節との鑑別を含む)
   第3セッション:胸椎と四肢

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